市場指標チャート

市場の体温計(裁定取引・騰落レシオ・PBR/PER・信用需給)を時系列で一望できます。なかでも 買い残比率の低下は大相場の種とされ、重要シグナルとして注目しています。
裁定取引
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信用需給
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市況モメンタム
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バリュエーション
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裁定取引

裁定取引=現物と先物で反対売買して利ざやをねらう大口の取引。解消のタイミング次第で、市場にフローが一気に出ます。

買い残 現物ロング+先物ショートの積み上がり。解消時は現物売りが出やすい。

売り残 現物ショート+先物ロングの積み上がり。解消時は買い戻しが出やすい。

ネット 買い残 − 売り残

⭐️ 買い残比率 買い残 ÷ 日経平均0.6 を超えたら注意サイン(解消売りが効きやすい)。
読み方のコツ

買い残が急増… 基差の縮小やSQ前後で解消売りが出やすい。

売り残が増加… のちの買い戻し(踏み)で上げを押し上げやすい。

ネットの偏りが極端… 反動に警戒。比率も一緒に確認。

増減の向きが切り替わる瞬間… 転機になりやすいので注目。

買い残について

日次更新される株数から推定値として金額を算出しており、正式な数値と誤差がある場合がありますのでご了承ください。

信用需給

信用は“個人や短期筋の傾き”が出やすい。増減の向きが地合いに効きます。

買い残 信用買いの残高。ふくらむほど利確や投げで上値が重くなりやすい。

売り残 信用売りの残高。上向き局面では踏み上げの燃料。

ネット 買い残 − 売り残

⭐️ 買い残比率 買い残 ÷ 時価総額。市場規模に対する重さ。急上昇は要注意。

⭐️ 信用倍率 買い残 ÷ 売り残
読み方のコツ

買い残比率がスルスル上昇:上値が重くなりやすいサイン。

売り残が高水準+株価上向き:踏み上げが乗って伸びやすい。

ネットがプラス拡大なのに株価が伸びない:利確・投げで押し目が出やすい。

増減の向きの転換:切り替わる瞬間は地合いの転機になりがち。

⑤ 指数の水準だけでなく増減の速さ(前日/前週比)も確認。

市況モメンタム

“いま熱いか/冷えているか”をざっくり測るメーター。息継ぎや反発の雰囲気をつかむのに便利。

騰落レシオ 100が中立。120↑は過熱、70↓は売られ過ぎの目安。

評価損益率 含み損が増えると投げ、含み益が増えると利確が出やすい体温計。
読み方のコツ

レシオ120↑が続く:一度の“息継ぎ”で押し目になりやすい。

レシオ70↓:売られ過ぎ。反発の呼び水になりやすい。

評価損益率が急マイナス:投げ出尽くしで短期リバに注意。

④ 両指標が同時に極端:短期の反転/伸び切り警戒。

バリュエーション

中長期の“割安/割高”を測る土台。テーマや金利次第で水準訂正が進みます。

PBR 資産に対する価格感。1倍近辺は改善テーマで意識されやすい。

PER 利益に対する価格感。金利低下や成長期待の上昇で拡大しやすい。

時価総額 市場規模の推移。資金流入や自社株買いの影響も反映。
読み方のコツ

低PBR×改善テーマ:水準訂正が続きやすい。

金利低下+利益上方修正:PER拡大が追い風になりやすい。

時価総額の持続的増加:資金流入や自社株買いの寄与を確認。

④ 短期はモメンタム、中長期はバリュエーションで整合が取れたときに強い。